ITの世界におけるオープンソース、オープンスタンダード、オープンデータなどのトレンドが、Geospatial領域においてどのように影響を与えているかを俯瞰し、今後どのようになっていくかを展望します。
OpenStreetMapに「今」の情報を加えると地図の可能性が広がります。
日立がお客さまに勧めている業務向けシステムでも、それぞれの用途・要望は多岐にわたります。
走行情報や交通情報、個別のニーズとOpenStreetMapを組み合わせた、活用事例を紹介します。
OpenStreetMapを使用しているOpendataとかを利用しているWEBサービスが、最近かなり出てきている。 私が、実際に地域の歴史を調べる中で、実際に利用して使っているMapillry、localwiki、ushahidi、について、お話しするととも に、地域を再発見するための資料をOpendataにし蓄積するためのアイデアをお話ししたいと思います。
東日本大震災では、避難所における人的管理・資材管理の難しさが明らかになった。この問題を解決するため、我々は地元企業と共同で大規模災害時に開設される避難所の運営を支援するシステムを開発した。
システムは電力や通信のインフラが途絶した場合でも単独で動作し、避難所における避難者数の計数、避難者名簿の作成を行うことができる。加えて、災害対策本部では、ディジタル簡易無線および専用のアプリケーションを用いて各避難所の避難者数などの情報を収集し、地図上に可視化することができる。収集した情報の利用により、効率的な支援物資の配給等が可能になることが期待される。
本発表では、システムの概要および災害対策本部向けアプリケーションでのOpenStreetMapの利用について紹介する。
共同発表者: Hoang Huu Dung(所属:東海職業能力開発大学校)
OSMの3Dマップをベースに開発した次世代の構内図表示システムの事例をご紹介いたします。
データ収集ともデータ解析とも異なる、異業種のデータを融合することによって得られた新たなUI/UX…とその将来についてご説明いたします。
OpenStreetMapのデータを取り込むツールはいくつかありますが、それぞれの特徴についてちゃんと把握するのは難しいと思います。
今回はosm2pgsql, imposm3, osm2pgroutingなどの現在使われているデータベースへのインポートツールについての解説と、OSMのデータを扱うためのライブラリやプログラミング言語の実装(C/C++, Python, Rust, JavaScript)について紹介し、OSMをデータを扱うためにどのような仕組みを使うと良いかというヒントになる発表を行います。
地図メモの検索とメモへの対応を行えるウェブアプリケーションの開発をしました。
現在、OpenStreetMapのウェブサイトでは、地図の問題点を指摘する地図メモと呼ばれる機能があります。特に最近では外部サービス利用者による地図メモも増加しています。しかし、地図メモを検索しようとする場合、現状では地図上にアイコンが表示されるのみで、それぞれのアイコンをクリックをしないとコメントやメモ作成時期などを知る事は困難です。そのため、新規のメモを見落としやすく、メモに対する返信や対応が遅くなりがちでした。
そこで、ユーザがOpenStreetMap のホーム地点として設定した地点付近の地図メモを検索し時系列順に表示できる機能を持つウェブアプリケーションを開発しています。本発表では、このウェブアプリケーションの紹介及び開発状況について報告します。
日本でも各分野で急激に利用が拡大している CARTO(旧名称CartoDB)は、OSM
をベースにして、美しく素早いビジュアライズを行えるクラウドのロケーションインテリジェンスシステムです。7月7日に刷新したブランドと機能とともに、OSMとの連携方法についてもご紹介します。
全球をカバーする Planet.osm を活用してオリジナルの世界地図を作成してみました。その過程で得た PostgreSQL への Planet.osm の取り込みやファイルベースのフォーマットに変換するためのノウハウと ArcGIS での活用方法をご紹介いたします。
OpenStreetMapとの出会いは、私から組織という枠を取り払い、より大きな社会へと繋げてくれました。「自由な地図を作る」というコンセプトで繋がった、様々な人々の、様々なモチベーションによる、様々な活動から生まれる成果は年々クオリティを高め、今や社会的課題の解決にまで使われるようになりました。自由を守るための優れた制約は、組織の境目を曖昧にし、手を動かす人同士の新たなコミュニティを形作ってきました。
OSMによって人生の選択肢が大きく変わった体験を元に、組織を越えて社会と繋がる方法をお伝えします。
建物のトレースにもそろそろ飽きてきたというあなた、「歩道マッピング」をやってみませんか?私自身、道路のトポロジーは意識しても、歩道を正確に表現しようとするとどうマッピングして良いか分からないことが多く、これまで見て見ぬフリ(笑)をしてきました。
しかし、街歩きすることが多いマッパーにとって歩道は本来相性の良いマッピング対象です。
歩行経路に関わる情報を記録することで、普通の歩行者はもちろん、移動にハンディのある方々へも経路案内のベースを作ることができます。アメリカで始まったGlobal OpenSidewalksプロジェクトが提案するタグ付けの枠組に基づき、日本での実情に合った「歩道マッピング」のやり方、課題などをお話させて頂きます。
会津の鶴ケ城をはじめとした福島県の歴史的建造物。
OSMFukushimaはこれまでのコミュニティ活動を通して、複雑な形状を有する日本の建築様式をOSMの3Dタグを駆使して再現してきました。
Mapillaryを駆使した現地調査の様子や、またこれまでに作製してきた様々な3D建造物をご紹介します。
京都では、昨年より世界遺産を対象にして毎月継続的にマッピングパーティを開催してきました。
6月のマッピングパーティをもって京都の全世界遺産17か所のマッピングが完了しましたので、その経過と今後の展開についてお話しします。
This talk outlines how you can use Mapillary to create a photo representation of the world. These photos and the data behind them are used by OpenStreetMappers to create more detailed and accurate maps with ground truths. We’ll walk you through how to contribute to Mapillary, the tools we’ve create to help you edit in OpenStreetMap and share some of the exciting ways Mapillary has been used by the OpenStreetMap community around the world.
この講演では、写真で世界を表現するためにどのようにMapillaryを使えば良いか、その概要を解説します。Mapillaryを構成する写真とデータはOpenStreetMapで利用され、現場からの知識をもとに、より正確でより詳細な地図が作られています。私たちの作り上げた、このMapillaryというツールで、私たちはOpenStreetMapの編集をお手伝いします。そして世界中のOpenStreetMapコミュニティのみなさんと、Mapillaryのワクワクするような使い方を分かち合いたいと思っています。
最近OSM界で脚光を浴びるストリートビューサービス、Mapillary。このアプリは一体何が出来るのか、触れた人々はふと考えると思います。私は単なるストリートビューではなく、「残すツール」そして「伝えるツール」と考えました。
会津若松市内の公園オープンデータ化では、公園の遊具や地物がどのように・どんな形でそこに在ったかを残し、オープンデータの重要なソースとしました。
伝えるという面では、次の3点「1.外国の人に感銘を与えるような日本の風景を伝えたい」「2.後世の多くの人に、神社仏閣等日本らしい風景を伝えたい。」「3.日本の美しい四季を伝えたい」を試しています。その目的は「Mapillaryは(外国)人・物・金を動かすことが出来るのか?」という問いが動機になっています。
私が撮ってきたMapillaryシーケンスは上記の要素で作られている点を、現在進行形の取り組みではありますが皆様に発表します。
福島県奥会津地方の除雪業務において、GPSトラッカー、SORACOM SIM、OpenStreetMapを組み合わせ、除雪車の位置情報システムをローコストで開発した事例をお話します。
熊本地震による道路被害状況の調査方法と調査結果および今後の課題を報告します。
調査方法は、スマートフォンに内蔵された加速度センサーとGPSを使い車両がどこでどれだけ上下動したかの情報を収集することで路面の凹凸状況を調査する「レスポンス式平坦性計測」です。被災後の調査結果だけでは被災状況がわかりづらい部分もありますが、発災前の調査結果と比較することで益城町やその周辺地域で被災していることが見て取れました。
被災後だけでなく、発災前からつまり日頃からデータを収集しておくことが重要だと言うことが痛感されました。
OpenStreetMapを経路計算、経度誘導(ガイダンス)に利用しようとした際、交差点形状、道路属性、リンク種別の不足により意図しない経路計算、音声ガイダンスを引き起こします。
今回、カーナビの標準規格であるKiwi規格(JISやISOのワーキンググループ)で利用されている道路属性をリンク種別を参考に、どのような形状、属性を入力するとナビ、ガイダンスに適したデータとなるか解説する予定。これらの情報を整備することで、交通規制やレーン情報の記入も容易になる。(リレーションの設定)道路については、日本だけでなく、欧米、中国、東南アジアなどの例も参考にお話しする予定。
ナビの3大機能である、①目的地を探す、②目的地までの経路を探索する、③目的地まで誘導するのうち、②と③の実現について地図情報の重要性を語ります。
OSMは世界のマッパーに新しい可能性を提供してくれました。
東京カートグラフィックもOSMデータを使って何かを造りたいと思い、新しい企画として「PBMap」というiOSアプリを作成しました。
PBMapでは、地図を「ツール」ではなく、「グラフィックコンテンツ」として扱っています。
地図がツールとして機能するためには、「縮尺に応じた情報量の制御」が必要不可欠になります。
それでは、その情報量の制御を取っ払ってしまうと、地図はどうなってしまうのでしょうか?
ごちゃごちゃして使いみちのない、何なのかよくわからない、ただの「図」になってしまうのでしょうか?
そんなことはありません。
ツールとしてではなく、グラフィックコンテンツとしての魅力を発揮してくれます。
その「魅力」を体験できるのが、PBMapです。
OSM はデータとも言われています。
確かに、OSMは誰でもが自由に編集、利用できるデータであり、それらを普及させる世界規模の活動をさしています。
データにはOSMer間のリレーションが存在し、マッパーの時間が重なります。
私が考えるOSMに存在する人のつながり(リレーション)と時間の重なりについてお話しします。
“OSM is people bufore data.”