土曜日 3:50 p.m.–4:10 p.m.

Wheelmapを通した福祉の観点からの街づくり

翔太郎 木明

説明

北海道大学の学生を中心にOSMをベースとするwebサイト、スマホアプリのバリアフリーマップのWheelmapの情報の普及・拡充を目指しながら活動している。 その活動の中で福祉の観点から見えてきた街づくりに対するハード・ハートの課題提起を発表する。

概要

1.車いす当事者から見たWheelmapの魅力 車いすを使うようになってから外出時、段差・トイレなどのバリアに関する情報を気にするようになり、事前にバリアに関する情報を知らなければ外出の幅が狭まる実体験を提言する。 車いすのサイズや障害のレベルは千差万別であるので、自分の状況に応じ利用しやすい施設がわかることはオープンデータを利用しているWheelmapの特色である。 2.観光地でのマッピングパーティー 日本内外よりさまざまな地域、国の観光客が訪れる地域のバリア情報を多言語化対応のWheelmapへ落とし込むことでユニバーサルツーリズムへ貢献。 北海道バリアフリーネットワークという組織を福祉系NPO法人、観光業関係者と構成し、道より支援を受け札幌圏を中心にユニバーサルツーリズムを担当。 3.OSM関係者と海外での交流 9月にプロジェクトメンバーを台湾で行われているOSMのカンファレンスへ派遣し、現地OSM関係者・福祉関係者とネットワークをつなげ、 今後ユニバーサルデザイン・福祉という万国共通の課題へ強調し、活動していく。