ダニエル・シューレンマー(Danijel Schorlemmer)、トーマス・ビューティン、平田直、郝憲生、ファブリク・コットン、カーステン・プレーン in
破滅的な自然災害による各地域の危険度を詳しく知るには、それぞれの場所の自然災害誘因(ハザード)への曝露人口を詳細に知る必要がある。曝露人口を推定する既存の方法では、空間的に詳しく知ることと、広域的に把握することを両立させることに限界がある。この問題を解決するために、我々はクラウドソーシング手法を採用する。本講演では、地震災害の危険度評価に焦点をあてた新しい手法を提案する。我々は、(1)病院の位置などのような「明示的なデータ」、(2)建物の外形や位置のような「非明示的なデータ」、(3)専門家の意見のように「演繹的に推論されたデータ」を集めることによって、曝露人口と地震への脆弱性を示す指標をオープン・ストリート・マップ用のデータとして作成しつつある。こうすることによって、区域毎の建物の情報から、個別の建物毎の情報へと空間分解能を上げることができる。
土曜日
11:35 a.m.–11:55 a.m.
in
62研修室(108名)